病気のはなし
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2024/11/18
泌尿器編泌尿器編<犬や猫の頻尿に2つのタイプ!原因と見分け方を解説>
Newはじめに愛犬や愛猫がいつもより頻繁にトイレに行くようになったり、排尿の様子に変化が見られたりしたことはありませんか?「頻尿」といっても、実は大きく2つのタイプがあることをご存じでしょうか。本記事では...
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2024/11/15
泌尿器編泌尿器編<飲水量気にしてますか?>
New日常の中で、ペットの飲水量をどれほど気にしていますか?実は犬や猫が普段どのくらい水を飲むかには、健康状態が密接に関わっています。水分摂取は単なる水分補給にとどまらず、腎臓や尿路の健康、体温調整、消...
- 2024/06/16 水素治療水素治療編8<慢性腎臓病の治療に水素という選択肢を> 血液供給が滞った部位の細胞には栄養が届きにくくなり、活性酸素が生じ、細胞が傷害され機能を失っていきます。慢性腎臓病では、・尿を濾過する糸球体の硬化・濾過された原尿を集めて尿の濃縮などをする尿細管の...
- 2024/03/12 水素治療水素治療編7<国際水素医科学研究会主催の最新水素研究2024> 国際水素医科学研究会主催の最新水素研究2024に参加してきました。 水素に関する医学領域での最新の知見やタイでの水素治療への取り組みに関する発表があり、とても勉強になりました。 &nb...
- 2023/08/26 水素治療水素治療編6<水素治療が効かない?> ヒトも動物も高齢化社会を生きるようになった現代で、より長く健康な生活を送る、つまり健康寿命を延ばすことは永遠のテーマなのではないかと思います。 水素療法は健康寿命を延ばしてくれることに大きく貢...
- 2023/08/21 水素治療水素治療5<水素の効果が期待される病気は?> 水素治療を検討すべきとされる特定の状態や特徴を、人の場合をベースにいくつか挙げてみましょう。 <慢性疾患や炎症性疾患を持っている人>水素は抗酸化作用を持っており、炎症を軽減する可能性があるため...
- 2023/08/12 水素治療水素治療編4<どうやって水素を体内に入れる?> 今回は水素治療をどのように実施していくか、についてです。 水素を体内に取り入れる方法はいくつかあります。 それぞれに利点と欠点があるので、 ① 水素水水素を含んだ水、いわゆる水素水を飲む...
- 2023/08/07 水素治療水素治療編3<酸化ストレスってそんなにダメなことなの?> 今回は「酸化ストレスってなに?」という話です。 酸化ストレスについて理解が深まると水素治療の有効性も理解しやすくなると思うのでぜひ最後まで読んでみてください。 そも...
- 2023/08/01 水素治療水素治療編2<活性酸素と水素のはたらきついて> 私たちの体は酸素を使ってエネルギーを作りだしていますが、その際に必ず「活性酸素」を発生させます。 一部の活性酸素は、私たちの体にとって必要な働きをしている善玉活性酸素と呼ばれるものもいま...
- 2023/07/23 水素治療水素治療編1<当院での新しい取り組みについて> 久々の投稿で申し訳ありません。今回は当院で新しく取り入れた治療法についてご紹介したいと思います。その治療法は・・・水素治療です!!水素治療は水素を体内に取り込むことで、体内の酸化を抑制し、健康を維...
- 2023/04/16 循環器編循環器編6 犬の動脈管開存症(PDA) コラムの作成を長い事サボってしまいました・・・。 不定期になりますが、犬猫の心臓病についてまた少しずつご紹介していこうと思います。 少しでも興味をもっていただけたら幸いです。 今回のお話しは、犬...
- 2022/05/16 循環器編循環器編5 〈ネコの肥大型心筋症〉 前回はワンちゃんで最もよく遭遇する疾患について書かせていただいたので、今回はネコちゃんで最も遭遇することの多い心疾患について書いてみようと思います。 今回も長~いので、興味がある方は頑張って読ん...
- 2022/01/28 泌尿器編泌尿器編8 <秋冬に増えやすい泌尿器トラブルについて> 秋・冬は膀胱炎のトラブルが増えがちです。イヌ…というよりはネコ。むしろイヌはそれほどトラブルが増える印象はありませんが、ネコは明らかに秋冬に膀胱炎のトラブルが多くなります。さらに雄ネコは結石による尿...
- 2021/12/16 診療方針についてその他<当院での診察に対する考え方> 「病気のはなし」ではありませんが、院長として南大和どうぶつ病院を開院し、約1年半経過した今、自分が感じたことを少し書き綴ってみたいと思います。ご興味を持った方は少し読んでみてください。長文なので悪し...
- 2021/11/15 循環器編循環器編4<イヌの僧帽弁閉鎖不全症> しばらく更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。 今回は日常の診療で最もよく遭遇するワンちゃんの心臓病である、僧帽弁閉鎖不全症についてお話させていただきます。 ちょっと長いです。興味がある方...
- 2021/05/30 循環器編循環器編3<イヌのフィラリア症(犬糸状虫症) 治療編> 前回イヌのフィラリア症の概略・予防について書いてみました。今回はその続きで治療について触れてみたいと思います。イヌのフィラリア症の予防は簡単ですが、治療はとても大変な病気です。進行した重度の症例で...
- 2021/05/30 歯科編歯科編2 <虫歯?歯周病?> ヒトの歯のトラブルで一番多いのは虫歯(う蝕)ですよね?歯周病もありますが虫歯の方が圧倒的に発生頻度が高いと思います。イヌとネコでの虫歯の発生は少なく、圧倒的に多いのは歯周病です。虫歯は口の中にいる...
- 2021/05/20 循環器編循環器編2<イヌのフィラリア症(犬糸状虫症) 概略・予防編> だいぶ温かくなってきてお散歩に出るのが気持ちいい季節になってきましたね。 ところが温かくなってくると気にしなければいけないのが、ノミやマダニ、フィラリアの寄生です。 本格的な予防シーズンが始まり...
- 2021/05/20 歯科編歯科編1 <無麻酔での歯石除去について> 高齢で麻酔のリスクが高いから歯石だけドッグサロンでとってもらっていますこういう飼い主さんが時折いらっしゃいます当院では、無麻酔でのスケーリング処置を飼い主様にお勧めすることはありません。無麻酔での...
- 2021/05/15 泌尿器編泌尿器編7 <尿石症の予防について> 前回の泌尿器編6では結石の種類についてお話させていただきました。今回はその予防についてです。尿石症の予防に大事なのは飲水量の確保と消化の良い食餌を与えることと体重管理です。(動物では証明されていませ...
- 2021/04/30 泌尿器編泌尿器編6 <尿路系の結石の種類について> 今回は少しマニアックな話かもしれません。写真もあるのでぜひお付き合いくださいませ(笑)結石症はその名の通り石ができてしまう病気のことです。尿路にできる結石を尿路結石と呼びます。腎臓にできれば腎結石...
- 2021/03/27 循環器編循環器編1<咳について> 犬猫もヒト同様に咳をすることがあります。一言で『咳』と言っても原因は様々ですが、大きくは2つに分類されます。一つは呼吸器の異常。一つは心臓の異常。両者は見た目で判断できないため、咳をしている様子が見...
- 2020/11/27 泌尿器編泌尿器編5<血尿について> 血尿は尿中に血液が混じっている状態を指す言葉です。ちなみに「見た目上血液が混ざっている様子がないけど検査で血液の混入を認める場合」を当院では「肉眼的血尿がない」と表現しています。血尿がある際、飼主...
- 2020/11/10 その他疾患その他2 <慢性的な感染の原因について> 抗生剤の使い方のコラムでお話した、「慢性的な感染には真の原因が潜んでることが多い」ということについて、少し具体的にお話したいと思います。膿皮症は皮膚での細菌感染で起こる代表的な疾患で、抗生剤で良化...
- 2020/10/25 その他疾患その他1 <抗生剤の使い方> ケガをしたときや、皮膚炎、外耳炎、膀胱炎になったときに処方されることの多い薬の一つが抗生剤だと思います。当院でもやはり抗生剤の出番は多いです。ただ、決して漫然と使うことはありません。抗生剤は細菌を...
- 2020/10/10 皮膚編皮膚編2 <皮膚炎の原因について考える> 皮膚炎の治療を考える際には主因と副因をしっかり考えることが大事です。さて、細菌はどちらでしょうか?ちなみに「主因」はそれ単独で皮膚炎の原因となるもの「副因」は主因によって皮膚炎が起こった結果、二次...
- 2020/08/21 泌尿器編泌尿器編4<尿路系の結石の種類について> 結石症はその名の通り石ができてしまう病気のことです。結石の呼び方はどこにスポットを当てるかで変わります。結石がある場所にスポットを当てると、腎臓に形成されたものは腎結石尿管に落ちてくると尿管結石さ...
- 2020/08/21 皮膚編皮膚編1<当院での皮膚炎の考え方について> 動物病院への来院理由のトップは皮膚炎と外耳炎と言われています。たしかに開院してから当院に来院されている方もいつも体や耳を掻いている皮膚炎がなかなか治らない皮膚炎が治ったと思ったらしばらくすると再発...
- 2020/08/01 泌尿器編泌尿器編3 <排尿困難について> 排尿困難は排尿姿勢を取っても尿がなかなか出ない状況を指します。出ない尿は膀胱に溜まり続けるため膀胱はパンパンになり、何度もいきみながら少量ずつ排尿します。少量ずつしか尿が出ない状態は膀胱炎でも見ら...
- 2020/07/20 泌尿器編泌尿器編2 <膀胱炎と排尿困難> 「頻繁に排尿姿勢を取るけどおしっこが少ししか出ない」これはいわゆる膀胱炎を疑う頻尿症状ですね。このような症状で来院された場合、原因が膀胱炎であることは確かに多いのですが、稀に尿道の異常での排尿困難...