カテゴリ:水素治療
水素治療編2<活性酸素と水素のはたらきついて>
私たちの体は酸素を使ってエネルギーを作りだしていますが、その際に必ず「活性酸素」を発生させます。
一部の活性酸素は、私たちの体にとって必要な働きをしている善玉活性酸素と呼ばれるものもいますが、細胞を傷害し、体を老化させたり細胞をがんする悪玉活性酸素も存在し、
悪玉活性酸素が引き起こす身体への悪影響を「酸化ストレス」と呼んでいます。
酸化ストレスは下記のような疾患を引き起こします。
なので世の中には「酸化ストレス」軽減のための「抗酸化物質・サプリメント」が多く販売されていますね。
抗酸化物質の代表
- ビタミンA、B、C、E
- ポリフェノール
- セサミン
- アスタキサンチン
- イソフラボン
- グルタチオン
など
興味深いことに一部の研究では、高用量の抗酸化サプリメントの摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性があることが示されています。
たとえば、
- ベータカロテンやビタミンE、ビタミンAなどの高用量の抗酸化サプリメントが喫煙者に対して肺がんリスクを増加させることが示された研究
(例:The Alpha-Tocopherol, Beta-CaroteneCancer Prevention Study Group. N Engl J Med 1994; 330:1029-1035)
- セレンやビタミンCを含む抗酸化サプリメントが、特定のグループにおいて死亡率を増加させる可能性があるという報告
(例:The SELECT Trial: JAMA. 2011;306(14):1549-1556)
実は抗酸化サプリメントのほとんどが善玉活性酸素も悪玉活性酸素も両方とも除去してしまうもので、
善玉活性酸素の働きまでも抑制してしまうことが悪影響の一因ではないかと考えられています。
ここで水素が登場です。
抗酸化力のある水素で注目したいのは
水素が除去できるのは「悪玉活性酸素のみ」という点です。
そんな都合がいいことがあるのかという疑問があるお気持ちはわかりますが、
事実なんです。
さらに、水素は非常に小さな分子のため、その他の抗酸化物質が届きにくい組織(脳や神経)や、体の組織の末端まで浸透し、悪玉活性酸素を除去します。
つまり、水素が私たちの体内に入ることで、
活性酸素の攻撃からその他の抗酸化物質では届きにくい末端の組織や細胞を保護し、
健康をサポートしてくれるのです。
まだまだ水素の効果については完全に解明されているわけではありませんし、
水素単独ですべての病気を治療できるわけではありません。
しかし、ヒトも含めすべての動物たちの健康寿命を延ばす一つの重要な鍵となるのではないかと考えています。
引き続き水素治療に関する情報を発信していきますので次回以降もご期待ください。
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