カテゴリ:泌尿器編

泌尿器編<飲水量気にしてますか?>

2024/11/15


日常の中で、ペットの飲水量をどれほど気にしていますか?

実は犬や猫が普段どのくらい水を飲むかには、健康状態が密接に関わっています。
水分摂取は単なる水分補給にとどまらず、腎臓や尿路の健康、体温調整、消化機能などにも影響を与えます。

■ どれくらいの量が理想的?

犬や猫の飲水量は、体重や活動量、環境温度によっても異なりますが、一般的には犬で1日に体重1kgあたり50-70ml猫では40-50mlが目安とされています。
ただし個体差があるため、いつもより急に飲水量が増えたり減ったりする場合は注意が必要です。


■ 飲水量が増えたり減ったりする理由

飲水量が急激に変わる場合には、健康上の問題が隠れている可能性があります。
たとえば、以下のような病気が原因で異常が見られることがあります。

  • 飲水量が増える場合:腎臓病、糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、肝不全、尿崩症、ストレスによる心因性多飲など
  • 飲水量が減る場合:ストレス、熱中症、脱水症状、寒冷による喉の渇きの低下など

これらの病気は早期発見が重要であり、飲水量の変化はそのサインとなることが多いです。

■ 飲水量を増やすための工夫

飲水量が少ないペットには、工夫をすることで摂取を促すことができます。

例えば、猫には流れる水が好まれる傾向があるため、給水機を使うと飲む量が増える場合があります。また、ウェットフードを取り入れることも有効です。

■ 健康管理の一環として

日常的に飲水量をチェックし、異常を感じた場合には早めにかかりつけの動物病院で相談しましょう。

水をしっかり摂取することは、ペットが健やかな生活を送るための大切な要素です。

まとめ
ペットの飲水量に目を向け、健康のバロメーターとして役立てていきましょう。

大切な家族であるペットの健康を守るために、日々のちょっとした変化にも気づいてあげましょう!




南大和どうぶつ病院は犬猫を対象とした動物病院です。
病院は神奈川県大和市の小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩7分にあります。
綾瀬市、藤沢市、横浜市からのアクセスも良好で、駐車場を4台完備しています。
腎泌尿器科、循環器科の診療に力を入れていて、水素治療にも取り組んでいます。

当院は予約優先性診療となっていますので、ご予約はこちらからお願いいたします。

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